介護施設のホントノトコロ

砕けたスタイルで介護をご紹介します!

いくつになっても。

…甘えんぼ💕


なんてフレーズが出てくるのは

恐らく、そういう世代ということですww


知らない世代の皆様、失礼しましたm(_ _)m


それはさておき…

いくつになっても、と言いますと

子供が小学生高学年になっても

親に甘えてくるとか

30歳になって

「いい加減、マジメに働きなさい!!」

と言われる人向けにも使われますが

しばしば、高齢者にも使用する言葉です。


今日はそんな「いくつになっても」が

とっても似合う高齢者のお話です🎶


その方は、90代半ばのおばあちゃん、

当時、要介護2だったと思います。

足腰もなかなかしっかりしていて

杖を使ってサクサクと歩けます。

それなりに社交的で

他の入居者にも笑顔で話す姿は

街で見かける普通の…いや

どちらかと言うと少し良いところの

おばあ様といったところでしょうか。


でも、この方も軽度ながら

認知症を患う要介護者です。

お風呂を嫌がり暴れたり

夕方には家に帰りたがったり

なかなか対応には骨の折れる方でした。


しかしながら、

この人の最大にして最強に困った行動は

こんなことではないのです。

特に被害を被っていたのは

同僚の男性介護者です。

察しのいい方には

この時点でお分かりでしょうが、

結論から言うと…彼女は、「女」なんです。

的確に表現するなら

気持ちはウラ若き乙女(*´∇`*)←


もちろん、オレも男でしたが

残念ながらイケテナイ組でしたし、

その当時結婚してると連呼していた俺は

無事(?)被害に合わずにすみました…


20歳である彼は夜勤中に

突然、その被害に遭遇しました。


夜勤は夜間を含め。10数時間を勤務する為

なかなか過酷な労働です。

時間が空いた時に体力温存の為

その場で目を閉じたりするのです。


その日の彼は、誰もいないフロアで

置いてあったソファーで横になり、

仮眠を取っていたそうなのですが…


ふと気がつくと←ガッツリ寝てた模様

頭の上下に何やら暖かい感触…

少しずつ脳が覚醒し、目を開けてみると…

おばあちゃんの膝枕!!

&…頭なでなで(*´∇`*)

その後、それ以上発展することは

ありませんでした←


そんな積極的なおばあちゃん、

それだけでは終わりませんでした。


今度は30代の同僚が遭遇した危機…

それは、ある日の食事前の出来事でした。

その当時の施設は食事の時間になると

1階の厨房で作ってくれたご飯を

各フロア用の大きなワゴンに乗せて

介護スタッフが当番制で係となり

エレベーターで届けていました。


使用するのは大きなエレベーターでしたが

ワゴンが全て入ると人が乗るスペースは

ほんのわずか…


その日は彼が食事を配る係で

1階に降りたところ、

何故かおばあちゃんがそこにいたので

何気なく、「一緒に行こう」と誘い

食事のワゴンと共に

エレベーターに乗り込むことに…


ただでさえ狭いスペースに人が2人

なかなかの密集状態。

その時、唐突におばあちゃんが

一言…


「おにいちゃん、キス、しようか❤❤❤」


なんとかその場を回避したそうですが…

彼女の執拗なアタックは

しばらく続いたそうです(−_−;)