介護施設のホントノトコロ

砕けたスタイルで介護をご紹介します!

ギャップ…いろんな意味で

さて、だいぶ引っ張ってきましたので、

そろそろ本題に入ろうと思います。

今まで介護施設の現場に携わり

いろいろな方に出会い

様々なシーンに出会いました。

そのクスッと笑えるシーンを取り上げます。


さて、記念すべき第一回目は…

80代後半で、食事も排泄も全て介助の必要な方、いわゆる寝たきりの

元、大学教授であった女性のケースです。


この方、重度の認知症で通常会話は困難です。例えば食事介助の時…

「●●さん、お食事ですよー」

なんて声をかけたいするのですが

お返事は全くありません。

それどころか、気が進まないと

目を閉じて口をへの字にして

そっぽを向いてしまうんです(^◇^;)

口開けてくれないと

まずご飯食べれないので困るのですが

それ以上にどうしても言いたい一言…

こっちの心を折る的確な行動

ヤメテ下さいww←心の叫び


昔から高齢になると「子供がえり」が

起きるといいますが、世間一般的には…

「ここは一つ協力した方がいいかも」

「食べたく無いけど、後でお腹すくなぁ」

みたいな忖度というか理性が生じること

あると思うのですが、認知症の方の多くは

自分に素直!

基本的に本能が優先的に

表に出てくるみたいなんです。

だから、こちらからすると

そこ、ちゃんとしなくていいからっ(⌒-⌒; )

…的なことが

ちょいちょい発生するのですよ。

それが、子供返りの正体かもしれませんね。


しかし、ちょっと素直が過ぎることがあり

介助者としたらちょっと…いや、

だいぶ困ることが起きちゃうんです。


それはね、オムツ交換での出来事。

数時間ごとに時間を決めて

お部屋にオムツ交換に行くのですが…

唐突に聞こえた声


「あ~❤」


…え?


「ダメよ…こんなトコじゃ💕」


…もちろん高齢者ですので変な気を起こすことは無いですが( ̄▽ ̄)←

そんなことがちょいちょいあり

華麗にスルーしながら

日々の介助をするオレ…

あんなパンチの効いた声が←

だいぶ当たり前にスルー出来る様になった頃

その後、さらに言葉が続いたのです


「あ~❤」


「もういいわぁ~💕」


「アカギさ~ん😆」


「こんなトコじゃ⤴」


………

これは流石に聞き流せない( ̄▽ ̄;)

即同僚に報告し、事例検討を←

行いました( ̄^ ̄)ゞ

アカギさんとは誰なのか

いろんな憶測が飛び交いました。

結果、

一番多かったのは…

教授時代の愛人!!


もちろん、

この結論を確認することはできませんが

一つだけ言えること、

…家族の近くでオムツは替えちゃ

ダメってことです(;´Д`A